【映画】★★★
題名:靖国 YASUKUNI
監督:李大穎 (リー・イン)
(2007/日本/中国)
何かと議論を醸し出す「靖国」問題。映画も公開に当たり擦った揉んだしたのが記憶に新しい。肝心な感想は少し複雑でした。10年もの間に記録された8月15日の靖国神社の光景は、この国の事実として観といた方がいいと思いますが、過去の歴史ではなく、現在の状況が見る側に多くの日本人があたかもそうであるかのような編集の仕方に首をかしげてしまう。
それなら、もっともっと撮る側の訴えたいことを踏まえ、日本全体で「靖国」がどう捉えられているかという比較論を入れてもらいたかった。この問題を様々な角度から立体的に考えられるものだったら、もっと有意義なものだったのにな。
『ヒロシマ・ナガサキ』(監督:アメリカ人)や『太陽』(ロシア人)の監督も絶賛のコメントをしているが、それほどの言葉は私は持てなかった。『ヒロシマ・ナガサキ』は、日米の当事者にインタビューしている客観性はあった。『太陽』は、日本人にとって天皇の存在そのものにクローズアップしている新鮮さがある。
私の視点が偏っているのかとふと疑問を覚えた。上記で挙げた3本の映画を同時上映したら、何かが見えてくるかもしれないですね。
なんともデリケートな問題です。
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